「目に見えない」要素

キーとなるアーキテクチャ的コンポーネントには、まったく前面に出ることなく稼動しているものもあります。ユーザーがそれらとインタラクションを持つことは(もしあったにせよ)稀です。

このようなコンポーネントは他のコンポーネントに“餌を与えている”といえるようなことが多くあります。

例えば、メタデータフィールドに埋め込まれた「制限語彙」がそうです。目に見えない情報アーキテクチャコンポーネントのタイプの一つで、特定の範囲を指す優先用語をあらかじめ決めたもので、“オートレーシング”や“整形外科手術”などが該当します。

これには、変形用語(例:“brewski” は“beer” の変形用語)も含みます。

ほかに、目に見えない情報アーキテクチャコンポーネントのタイプとして「シソーラス」があります。優先用語を記述するとともに広い意味や狭い意味の用語へのリンクも含む制限語彙で、例えば、「スコープノート(統制語の説明)」として知られています。

また「ルールセット」も目に見えない情報アーキテクチャコンポーネントのタイプの一つです。情報検索を誘導するために用いられるルールの集まりです。

アーキテクチャコンポーネントを分類するために使う方法が何であっても、情報アーキテクチャの抽象的な概念を掘り下げることや、具体的な側面に慣れ親しむ上でコンポーネントは役に立ちます。

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